第122章

林田翔太はすぐに出て行った。彼がどうやって西野賢太や林田美玲に落とし前をつけさせるかは、彼ら自身の問題だ。

だがその矢先、警察から私のスマホに電話が入った。告げられたのは、西野賢太が自宅におらず、行方不明になっているという事実だった。

私は驚き、思わず問い返した。

「どうして行方不明に? 監視していなかったのですか?」

警察はこう答えた。

「あなたの情報提供を受けてすぐに自宅へ向かったのですが、もぬけの殻でした。どうやら事態が露見するのを察知して、いち早く逃亡したようです。現在は近隣の防犯カメラを確認し、足取りを追っています」

「……わかりました。何か必要なことがあれば、いつでも...

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