第129章

林田蘭の表情が一瞬にして土気色に変わり、信じられないといった様子でその場に崩れ落ちた。

「そんな……まさか! ありえないわ、信じない。あなたが捏造したんでしょう!」

彼女のそんな無様な姿を見て、私は思わず冷笑を漏らす。

「わざわざ捏造する必要なんてある? 遺体は今、警察署の霊安室にあるわ。昨日、この目で確認してきたもの。あなたも見に行ってみたら?」

「あの子は……どうして死んだの?」

林田蘭は狼狽した瞳をふいにこちらへ向け、食い入るように睨みつけてきた。その形相は凶悪そのものだ。

「お前が林田健を殺したのね!? このクズが!」

彼女は牙を剥く獣のように飛びかかってきた。私を引き...

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