第137章

それから間もなくして、母が子供たちを連れて戻り、林田翔太も帰宅した。

彼は私の顔を見ても、特に変わった様子を見せなかった。どうやら、私が今日どこへ行っていたのか知らないらしい。

直也は今日一日がよほど楽しかったようで、陽菜とお揃いの遊園地のカチューシャを頭につけてはしゃいでいる。

彼は興奮冷めやらぬ様子で、私にそれを見せびらかした。

「ママ、見て見て! 僕のこのカチューシャ、似合う?」

私は頷いて、優しく微笑む。

「ええ、とっても似合ってるわ。陽菜のも可愛いわよ」

直也は私に抱きつき、甘えた声を出した。

「今日は遊園地ですっごく遊んで、楽しかったなぁ。こんなに楽しかったの、久...

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