第144章

母は三人の子供たちを連れて昼寝をしていた。

私がそっと部屋を覗き込むと、直也がすぐに目を覚まし、私に向かって手を伸ばしてきた。

「ママ、抱っこ」

その愛らしさに、私の心はとたんにとろけてしまった。駆け寄って直也を抱きしめる。

「ここ数日、おばあちゃんと遊んでたけど、楽しかった?」

直也は小さな手で眠そうに目をこすりながらも、口元には笑みを浮かべている。

「楽しかったよ。僕、おばあちゃんと遊ぶの大好き」

そんな息子の姿を見ていると、心の隙間が埋められていくような気がした。

「じゃあ、おばあちゃんと遊ぶのと、ママと遊ぶの、どっちが楽しい?」

私がそう尋ねると、直也の手のひらサイ...

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