第168章

林田翔太は必死の形相でまくし立てた。

「由依ちゃん、安心してくれ。この騒ぎが収まったら、あいつらは全員追い出す。あんな無能な連中、会社には何の役にも立たないんだ」

「その上で、昔の優秀な社員たちを呼び戻すよ。高い給料で迎えるから。だから由依ちゃん、今回だけは助けてくれ。二度とこんなことはさせないから」

私は冷ややかに鼻を鳴らした。

「誰がそんな戯言を信じるものですか。あの人たちを入社させた時だって、私には一言の相談もなかったくせに。会社が危なくなって、ようやく相談ですって? よくもまあ、そんな厚かましいことが言えたものね」

「あなたたち林田家は、揃いも揃って火事場泥棒みたいな連中よ...

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