第200章

私は小さく頷いた。

「ただ、あなたがちゃんと眠れているか様子を見に来ただけ。そんな格好じゃ辛いでしょう? ジャケット、脱ぎましょう」

西田蓮は首を横に振る。

「いや、いい。万が一何かあった時、このままの方が動きやすいから」

私は彼に歩み寄り、強引にスーツのジャケットに手をかけた。

「どんな大事だって、身体より重要じゃない。昔、私にそう言ったのはあなたでしょう?」

西田蓮は一瞬きょとんとしたが、すぐに抵抗をやめて私のなすがままになった。ジャケットを脱がせると、私はクローゼットから掛け布団を取り出した。

続けてカーテンを隙間なく閉め切り、外からの光を完全に遮断する。

部屋は瞬く間...

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