第234章

   警察に向かって、私は林田翔太を指さしながら言った。

「警察官さん、この人が他人の家に勝手に入った犯人です。早く捕まえてください」

やつが家に不法侵入した証拠ははっきりしていたので、すぐに警察に取り押さえられ、連れて行かれた。

連れて行かれる前に、彼は私をにらみつけながら罵った。

「北村由依、てめぇやることがエグいな。覚えてろよ」

私は鼻で笑って、その脅しなど気にも留めなかった。

林田翔太が警察に連行されてから、私は人に頼んでこの家を片付けてもらい、ネットのオークションに出した。

けれど、この家の評判はすでに地に落ちていたから、仕方なく値段を下げて売るしかなかった。それでも...

ログインして続きを読む