第307章

「この件はやっぱり、あなたに調査をお願いするわ。その道のプロだし、情報の整理も得意でしょう……。私に任されても、今の会社の仕事だけで手一杯で、正直どうしていいか分からないもの」

 弘之は笑みを浮かべた。

「なにも君に解決しろと言っているわけじゃないさ。ただ進捗を報告しただけだ。餅は餅屋、調査関係はやっぱり俺に任せておいてくれ」

 由依は肩をすくめ、視線を歩美へと移した。

「ここ数日、二人には本当に助けられたわ。この件が一段落したら、きちんとお礼をさせてね」

「何を言ってるんですか? 私たちは一蓮托生じゃないですか。それに林田家の犯罪組織を叩き潰すために、由依さんも十分貢献してますっ...

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