第325章

急に外で食事をすることになったので、私たちは近所のレストランに入った。

 幸い、マンションの周りには手頃なレストランがいくつもある。

 店に入る前、私は小村望に釘を刺しておいた。この支払いは私が持つから、余計な気を使わないでほしいと。

 彼は私を見て、少し決まり悪そうに笑う。

「元々僕たちが会いに来たのに、君に出させるわけにはいかないよ。ここはやっぱり僕に奢らせてくれ」

 言い終わるか終わらないかのうちに、私は彼の背中をぽんと押した。

「当然、私がご馳走するわよ。今はあなたたちが『お客様』として会いに来てくれたんだから。遠路はるばる来てくれた人に払わせるわけにはいかないでしょ?」...

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