第350章

一方、蛯原友里はといえば、SNS上で優雅で幸せな生活を必死にアピールしている。

「彼女も恐らく蛯原理久の手駒の一つで、とっくに彼らの計画に組み込まれているんだと思うわ」

 私の言葉を聞いて、西田蓮は少しの間呆気にとられたようだった。

「それは……考えもしなかったな」

「あの二人は何か言ってた? ここ数日、蛯原友里を尾行してて何も見つからなかったの? それと、以前に蛯原友里と小村望は結局会っていたのかしら?」

 小林奈菜にも、西田蓮にそのあたりを確認するよう言われていたこともあり、私は矢継ぎ早に質問を浴びせた。

 西田蓮はまず手を振って私を制した。

「ちょっと待ってくれ。頭を整理...

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