第363章

私は首を横に振る。

「違うの」

「あなたが派遣した人があちらで調べてくれていること、少しでも情報が入ったら教えてほしい。そうすれば、私の方でも心の準備ができるから」

 でも、もしなかなか連絡が来なかったら、難易度が高すぎて西田蓮に迷惑をかけているんじゃないかと不安になってしまう。

「連絡がないと……手がかりなんて最初から存在しないことを、無理に調べさせているような気がして……」

 西田蓮は私の手をぎゅっと握り締め、真剣な眼差しで言った。

「どんなに困難なことでも、手がかりが掴めなくても、俺は君を助けることを諦めない」

「これからは、そんな水臭いことを考えるのは禁止だ」

 言い...

ログインして続きを読む