第365章

迷いの中にいる時も、不安に苛まれる時も、西田蓮はいつだって私の傍らで心を慰め、尽くしてくれた。

だから私は、密かに決心したのだ。彼を正式に我が家へ招き入れる機会を作ろう、と。

何せ私たちは今、正式に交際している関係なのだから。

それに、西田蓮と付き合い始めてからというもの、私の生活には新たな活力が吹き込まれたかのようだった。

直也も彼にすっかり懐いていて、姿を見るなり嬉しそうに駆け寄っては、その手を引いて質問攻めにしている。

母さんにしてもそうだ。最初は私の過去の言葉もあって彼に対して慎重だったけれど、私たちが真剣だと分かってからは、彼への称賛を惜しまなくなった。

彼が私の会社の...

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