第367章

私は急いで西田蓮を連れ出し、すぐに休むよう促した。

 玄関先では、名残惜しさが漂ったが……。

 翌日、創立記念パーティーの段取りもまだ大まかにしか決まっていないというのに、小村望から再び連絡が入った。

 陽菜のことで相談があるらしい。それに、まだこの街に馴染めていないため、もう一度私と話がしたいとのことだった。

 前回の対面はあくまで偶然だった。彼も陽菜も私に対して多くを語らなかったが、私の心にはずっとしこりが残り、胸騒ぎが消えない。

 小村望と陽菜がこの街に来てからというもの、私にかかる重圧は以前よりも増しているように感じる。

 彼から会いたいと言ってきたのだ、行かないわけには...

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