第371章

いや、それどころか——愛美を危険に晒すことになるかもしれない!

 愛美は私の長年の親友だ。彼女が危機に瀕しているのを、ただ指をくわえて見ていることなんてできない。

 それに、以前の美香の一件を考えても、これ以上愛美に隠し続けても無意味だ。

 愛美という人間は繊細で勘が鋭く、そのうえ曲がったことが大嫌いな潔癖な性格をしている。

 早めに伝えておけば、彼女なりに心の準備ができるかもしれない。

 先延ばしにすればするほど、私は余計に切り出しにくくなるだけだ。

「……ずっと愛美に隠し事をするわけにはいかないと思うの。彼女には真実を知る権利があるわ。特に、夫である慎也が本当に違法な活動に関...

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