第386章

「陽菜ちゃんの面倒を見るのは、本来望の責任でしょう? 事業に失敗したとか、辛いことがあったとか、そんな理由で逃げちゃ駄目よ。アンタは彼の何でもないし、翔太とも離婚してるんだから、彼らの家のことまで背負い込む必要なんてないの」

 歩美の言うことはもっともだ。私は今、余計なことを考えすぎて、かえって何もかもが上手くいかなくなっている。

 陽菜を家に帰せば、私の家の問題だって解決するはずだ。

 結局、直也がいなくなった件を知った歩美は、さらに強く陽菜を帰すべきだと主張した。

「意地悪で言ってるんじゃないってわかってるでしょ? 私はアンタの味方なんだから。でも陽菜ちゃんは、家出なんて真似をし...

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