第391章

西田蓮は直也を庇うようにして言った。

「直也が気に入ってくれたなら、それでいいよ。今日ここに来れば、もっとたくさんの動物たちと友達になれるしね」

 私たち一行が動物園に到着すると、直也は西田蓮の手を引き、興奮した様子で辺りを走り回っていた。

 西田蓮はそんな彼に根気強く付き合い、動物たちの習性を一つひとつ丁寧に解説している。

 正直なところ、この手の知識では私は彼に敵わない。きっと事前にしっかり予習してきてくれたのだろう。どの動物についても、まるで専門家のように立て板に水だ。

 直也が彼にべったりなので、私は随分と楽ができた。その隙に、小林奈菜へメッセージを送る。

 すぐに彼女か...

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