第427章

私がその問いを口にしたのは、単に林田翔太から私の知らない答えを引き出したかっただけに過ぎない。

 だが予想外だったのは、問いかけた直後、林田翔太が目に見えて昂ぶり始めたことだ。

 その眼光と対峙しただけで、事態が一筋縄ではいかないことを肌で感じ取った。

「蛯原友里が嘘をついてるからだ!」

 林田翔太が突然叫び声を上げ、狂ったように身を乗り出す。

 その突発的な行動に刑務官が即座に反応し、彼は荒っぽく椅子に押し戻された。

 私と西田蓮は、アクリル板の向こうで繰り広げられる光景を前に、言葉を失って顔を見合わせた。

 今日の林田翔太は、どこか異常だ……。

 もし最近、立て続けに修羅...

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