第453章

  その言葉を聞いて、胸の奥の力がふっと抜けた。ぱちぱちと瞬きをしてから言う。

「じゃあ、いつ連れて行ってくれるの? ここ最近なら、私いつでも大丈夫だけど」

「そんなに待ちきれないくらい、俺の保護者に会いたいわけ?」

 蓮は、いつもの調子で冗談を飛ばしてくる。

 私はじろっとにらみつけた。

「別に、連れて行きたくないならいいけど」

「なんでそうなるんだよ。俺はもちろん、お前を連れて帰って親に紹介したいさ」

 そう言うなり、蓮はぐっと強く、私を腕の中に閉じ込めた。

 見た目は乱暴な抱きしめ方なのに、不思議と痛くはない。彼が、ただ不満をぶつけているだけだとわかる。

「お前を家に...

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