第467章

  意外なことに、さっきの件について、彼はそれ以上何も言わなかった。忠告めいたことを口にするつもりもないようだった。

  ハンドルを握る蓮の横顔をぼんやりと眺めているうちに、思考がふわふわと靄の中に沈んでいく。しばらくしてから、私は視線を窓の外へ移した。景色が後ろへと猛スピードで流れていく。

  今日一日で起きたことを思い出し、きちんと整理しようと心を決める。

  私たちがあの「温かい庭園」へ向かったのは、友里がそこに行ったと知ったからであり、同時に望の一家がそこに住んでいると把握していたからだ。

  ところが、着いてみると友里の姿はどこにもなかった。その代わりに出会ったのが、あのリ...

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