第478章

文也は、私が彼らと一緒に社員旅行へ行くと聞いて、心底嬉しそうだった。

「実は今日、暇があるか聞こうと思って来たんだ。でも、君がすごく忙しそうにしてるのを見て、社員旅行には無理に参加しなくてもいいかなって思ってさ」

私は首を横に振り、胸の内にある本当の考えは伏せたまま口を開いた。

「私たちも一緒に頑張ったプロジェクトなんだから、当然一緒に行くわ」

「でも、具体的な日時や場所はもう決まってるの?」

文也が言うには、今はまだ社員旅行の実施が決まり、ほぼ全員が参加するという段階らしい。ただ、会社で他に誰か行きたい人がいないか探っているところだと言うのだ。

そう言いながら、彼は先ほど里美と...

ログインして続きを読む