第492章

望が本当に美玲に関する何らかの手がかりを提供してくれるのなら、私もそこまで腹を立てるつもりはなかった。

実のところ、私はすでに望の家族とはきっぱり縁を切ろうと考えていたのだ。

なにしろ美玲という厄介な人間がいる以上、彼らとは二度と関わりたくなかった。

私が電話を切らずにいるとは思っていなかったのだろう。望は私の沈黙にしばらく戸惑っていたようだが、やがて口を開いた。

「ただ、この件は電話では上手く説明できなくてね。もし君が……」

「会って話したいって言うなら、遠慮しておくわ。今はあなたと面倒なやり取りをする気分じゃないの」

私は呆れて目を細めた。そしてふと気がついた。先ほどの望の言...

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