第504章

蓮に調査を頼み、彼の部下たちも事の顛末を明らかにするべく尽力してくれているものの、未だに何の結果も得られていなかった。

夜になり、直也が私の手を引いて小声で尋ねてきた。

「ママ、今いったいどうなってるの?」

私は彼の頭を撫でながら、自分にもわからないと答えるしかなかった。

おそらく、あの悪質な悪戯の犯人が裏で周到に罠を張り巡らせているのだろう。最初から真相を探られることを嫌い、すべてを巧妙に隠蔽しているに違いない。

これほど巨大なホテルなら至る所に監視カメラがあるし、すでに警察も動いている。それでも、たかがマネキン一つ、誰が仕掛けたのかを突き止めるのは至難の業だった。

そう考える...

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