第508章

「私と翔太が離婚したのは事実です。直也が彼の子どもで、林田家の血を半分引いていることも変わりません。今さらそんなことを言って、何の意味があるんですか?」

時々、あの子と林田家の繋がりを完全に断ち切ってしまいたいという衝動に駆られることがある。けれど、それが直也にとって不公平なことだというのも分かっていた。

あの子が自分の父親を憎んでいるのかどうか、私には分からない。

ただ、翔太について口にする時の態度と、蓮に言及する時の様子を比べてみると、もし選び直せるのなら、直也だって翔太のような父親など望まないだろうと思う。

しかし血の繋がりばかりは宿命であり、決して変えることはできない。そんな...

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