第522章

私は目の前にいる警察官を真っ向から問い詰めた。

だというのに、彼はのらりくらりとした態度でまったく動じる気配を見せない。

「それは手続きの進み具合によりますねえ。俺たちの一存じゃ決められないんですよ」

「じゃあ、あんたがずっとここに居座っているのは、何を言うためなんだ?」蓮が冷ややかな声で口を開いた。

そうだ、私だってそれをはっきりさせたい。

この警察官が私たちに敵意を抱いているかといえば、そうでもない気がする。

だからといって敵意がないかといえば、彼の行動はあまりにも奇妙だった。

「ここで少しサボってちゃ駄目ですかね? 外はとにかく煩わしいことばかりでして」

この返答は予想...

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