第541章 不気味な電話

まさか、今度はすぐに電話が繋がり、しかも歩美の声が聞こえてくるとは思わなかった。

でも、さっきの電話はあんなに長くコール音が鳴った挙句、男の人が出たはずなのに。

「もしもし、由依さん。もうすぐ決定的な手がかりが見つかりそうよ。あと数日で帰るわ」

歩美の口調は少し弾んでいた。

その声に不審な点はなく、私はホッと息をついたが、それでも先ほどの出来事がどうしても気になった。

少し躊躇った後、私は単刀直入に尋ねた。

「歩美、さっきはどうして男の人に電話に出させたの?」

「男? 何の男よ。これが最初の電話じゃない」

歩美は怪訝そうに問い返しました。

私は言葉を失いました。そんなはずは...

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