第573章 ペアルック

『問題がなければ、今からそちらに住所を送りますね』

私はすぐさまOKのスタンプを返し、しばらくすると汐音からレストランの位置情報が送られてきた。

開いて確認してみると、私たちが滞在しているホテルからそう遠くはなく、せいぜい30分ほどの距離だった。

その時、どういうわけか魔が差したように私は再び汐音のSNSを開き、彼女が意味深なメッセージを投稿しているのに気がついた。

『夢から醒めた。あなたはまた、彼女のものになってしまうのね』

なぜだか分からないが、直感的にこの「あなた」は蓮のことを指しているのだと悟った。

しかし今回、私は以前のように不安に駆られて一喜一憂することはなく、蓮の携...

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