第604章 半分の協力関係

数日後、あの女性から連絡が入った。市役所での手続きの予約は取れたものの、あの男と連絡がつかないというのだ。

私と蓮は急いで彼女のもとへ向かった。女性は以前よりずいぶんと痩せこけていた。おそらく最近、ろくに食事も睡眠もとれていないのだろう。

「彼に電話はかけましたか?」私は眉をひそめて尋ねた。

女性は頷いた。「もう五十回以上も電話をかけたんですが、一度も出てくれなくて」

どうやらあの男はまた土壇場で気が変わったらしい。このまま時間を稼げば、うやむやにできるとでも思っているのだろう。

「うちのチームは、ずっと彼を監視していますよね?」私は蓮に視線を向けた。

蓮は頷く。「うん、彼は今ア...

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