第637章 観覧車

ときどき、こういう直感がいろいろなことを気づかせてくれる。だから私は、わりと信じているほうだ。

「明日か。俺も一緒に行くよ」

 蓮が少し考えてから、そう言った。「でも、何かが必ず見つかるとは限らないからな」

 私はうなずいた。当然わかっている。この一回で何の成果もなく終わる可能性のほうが高い。

 それでも、理由はわからないのに、胸の奥からどうしようもなく強い衝動が湧き上がってくる。あの遊園地に行かなければいけない、と背中をぐいぐい押されているみたいに。

 そのことを、そのまま蓮にも打ち明けた。

 蓮は眉をひそめる。

「もしかしたら、無意識のどこかで何かを知っていて、それがこうい...

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