第711章 ついてきて

「どうしてあなたのせいになんてできるのよ」

私は思わず否定する

「私たちだっていいことをしようとしただけだもの。あの女に騙されただけで」

上村愛美が私の手首をつかんだ。

「でも、どうしても気になっちゃって。ねえ、最近時間空いてない? ご飯、ごちそうさせて」

私は考える間もなくうなずく。

「明日の夜なら大丈夫。一緒に食べに行こうよ」

「じゃあ決まり。明日の夜、迎えに行くね」

そう言い残して、上村愛美は去っていった。

私は苦笑して、また仕事に目を戻す。

……とはいえ、一応警戒はしておいた。

由芽さんが会社の前で待ち伏せするくらいだ、ほかにも何か仕掛けているかもしれない。

...

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