第147章 口封じ

ナイトバーの最上階にある個室。

三浦剣太は入ってくるなり書類の束をテーブルへ放り投げ、冷えたビールを一本開けて喉へ流し込んだ。

「はぁ! 死ぬほど疲れた!」

半分ほど飲んでようやく息を吹き返したのか、彼はソファにだらりと沈み込み、首だけ傾けて山﨑蓮を見る。

「蓮、お前さ……これ調べるために、俺、命削ったんだけど?」

山﨑蓮は返事をせず、書類を手に取って丁寧にページを繰った。

「大野文也」

その名が視界に入った瞬間、表情がわずかに止まる。

三浦剣太はいつの間にか隣へにじり寄り、ぶつぶつと止まらない。

「あの大野家、マジで触っちゃいけないやつだぞ。七、八段くらいツテ重ねて、よう...

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