第7章

 ガーゼを外した。

 空っぽの眼窩が、むき出しになる。

 セリーナが息をのんだ。彼女の弁護士が眉をひそめた。

 私はゆっくり義眼を取り外し、テーブルの上に置いた。

「中にカメラが入ってる」私は言った。「三年分、ずっと録画してた」

 死んだような沈黙。

 刑事がそれを手に取り、くるりと裏返す。「三年も?」

「ええ。ヨットのパーティーも、いかだも、倉庫の中で起きたことも。全部残ってる」

 セリーナの顔色がさっと青ざめた。

「それに」私は彼女を見た。「十二年前のことも。納屋が燃えた日」

 弁護士が割り込んだ。「そんなもの、証拠として認められるはずがありません。無断録音で――」

...

ログインして続きを読む