第262章 末路

「今さら態度を変えたってもう遅えよ!」

 彼女とその秘蔵っ子は、完全に彼らを敵に回してしまったのだ。山口拓海は鼻で笑い、蔑むように言い放った。

「俺様が金に困ってる人間に見えるか? 示談なんてお断りだ。迷惑防止条例違反でも何でもいいから、さっさとブチ込んでくれ。最大で十五日間の拘留だったか?」

 且元署長は満面の笑みを浮かべた。

「その通りです。山口さんは法律にもお詳しい。実に将来有望でいらっしゃる」

 その言葉を聞いた瞬間、モモの全身から血の気が引いた。彼女は床に崩れ落ちるように土下座し、必死に懇願した。

「土下座でも何でもします、謝りますから! 何でも言うことを聞きます! 私...

ログインして続きを読む