第291章 学校理事の娘

事の真相を調べるのは、決して難しいことではなかった。普段から、中島結子はあのフライドチキン店が自分の経営であることを隠そうともしていなかったからだ。生徒会の経費を自身の店に落としていた事実は、すぐに担当教師の耳に入った。実際のところ、妥当な価格で品質に問題がなければ、それ自体はそこまで大きな罪に問われなかったかもしれない。だが間の悪いことに、彼女が皆に提供したフライドチキンは、検査の結果、明らかに傷んでいたのだ。事態は一気に深刻化した。しかも最悪なことに、教育委員会の幹部が視察に訪れている最中の出来事だった。

教師は中島結子を呼び出し、厳しい顔で告げた。

「中島、お前は生徒会長という立場...

ログインして続きを読む