第300章 閉店

 中島結子はギリッと歯を食いしばって吐き捨てた。

「いいわ、あいつが私を苦しめるって言うなら、こっちだって絶対に痛い目を見せてやる!」

 そう言い捨てると、彼女はすぐさまデリバリーアプリを開き、繁華スイーツの注文をしようとしたが、いくつか別のアプリを切り替えて検索しても、山口夏美の店は一向に見つからなかった。どうやら山口夏美の経営するスイーツ店は徹底した高級路線を貫いており、客も洗練された内装の店内でデザートを味わう体験そのものを楽しんでいるため、そもそもデリバリーには対応していなかったのだ。中島結子は怒りのあまり、家の中で金切り声を上げた。

「山口夏美、なんて卑劣で最低な女なの!」

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