第313章 パトロン暴露

食事を終えたら、山口拓海がまず北村由紀を大学へ送り届け、それから山口夏美を芳華苑へと送り届ける算段になっていた。

現在、三人は個室で火鍋をつついている最中である。北村由紀は、感心したようにため息をついた。

「夏美、今や本当に大ブレイクしてるね! こんなふうにふらっと火鍋を食べに来ただけで、気づかれちゃうなんて」

山口夏美は肩をすくめた。

「ただの偶然よ」

「我らがスーパースター、山口夏美に乾杯!」

山口拓海がグラスを高く掲げた。

「さっきはお前が出かけるたびに変装するなんて大げさだと思ってたけど、今になってやっとお前の正しさが分かったぜ」

「あはははっ!」

三人の笑い声が弾...

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