第126章 双極性障害

通常の検査と心理テストは、江森美鈴も彼に付き添って受けた。

二宮慎矢の顔色は冴えなかったが、最後まで医師の指示には従っていた。

結果が出たころには、もう午後になっていた。

江森美鈴は病院という場所がどうにも落ち着かない。点滴を終え、薬を処方してもらうと、さっさと退院して別荘へ戻った。

検査結果を持ってきたのは牧野達也で、彼が到着したとき、美鈴はリビングのソファで薬を飲んでいるところだった。

南川は書類の束を抱えて来ており、リビングの反対側で二宮慎矢に報告している。

慎矢は少し前に入院して半月近く会社を空けた。そのせいで書類が山のように溜まり、社内でも腹に一物ある連中がそわそわし始...

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