第70章 江森美鈴を連れてインタビューを受ける

会社の外にいた数人の記者は、さっき二宮慎矢の部下に止められなかった。

―――つまり、止める気はないのだと察したのだろう。連中はその場で記事を組み立て、すぐさまネットに投下した。

情報が出回った瞬間、各種トレンドを一気に占拠。

三十分もしないうちに、二宮グループ本社の前は各メディアに取り囲まれ、身動きが取れないほどになっていた。

南川晴樹はおずおずと何度も二宮慎矢に確認した。警備員を増やして、メディアを散らしたほうがいいのではないか、と。

返ってくるのは、いつも同じ一言だけ。

「いい」

南川晴樹は社長室の前で落ち着かずに立ち尽くし、ミルクを運んで江森美鈴に届けようとしていた柳沢晴...

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