第7章

 家は一週間もの間、警察に取り囲まれていた。窓という窓は監視され、ドアというドアは警備されている。ダニエルは私のそばを片時も離れようとせず、クレアの元へ行ってあげてと懇願しても首を縦に振らなかった。

 だが、私はネイサンという人間を知っている。彼は、誰もが予想するようなタイミングで現れる男ではない。

 だからこそ、七日目の夜、私は愚かなことをした。いや、必要なことを。

「ダニエル、お義母さんから電話があったわ」私は声を震わせないように嘘をついた。「クレアちゃんが熱を出して、あなたを呼んでるって」

 彼の顔から血の気が引いた。「医者を呼ばないと――」

「行ってあげて」私は言った。「あ...

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