第107話これは危険だと本能が教えてくれる

ブライオニー視点

十代の大半が想像もできないような苦難に向き合ってきたとはいえ、私はそれでもまだ十六歳だった。押し殺してきた苛立ちが、ついにぷくりと表面へ浮かび上がる。訓練センターに来てからというもの、私は絶えず自分の力を証明してきたのに、何人かの教官はいまだに、特別に守ってやらなければならない子ども扱いをやめない。

「納得いかない」私はバックミラー越しにコンラッドと目を合わせた。「この任務、私たちじゃ手に負えないくらい弱いって思ってるの? だから走らせる代わりに車で運んでるわけ? 訓練センターのみんな、私はコネでここにいるだけだって決めつけてる。あなたの評価基準はえこひいきができない仕組...

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