第109章:計画どおりに

ブライオニー視点

「この先数週間で、入ってきた情報はすべて共有する」タリクは険しい顔で言った。「最大の難関は、はぐれ狼王の正確な潜伏先と、さらわれた女性たちをどこに拘束しているかを突き止めることだ。さらに厄介なのは――捕えたはぐれ狼が、取り調べに入る前に不可解に死ぬ。単なる自殺ってわけでもない」

彼は身を乗り出し、声を落とした。「普段どおり学校生活を続けろ。夜の訓練はここでやる。作戦の大半は日没後だ。移動には特別な手段を使い、匂いの痕跡は完全に消す」

「どうしてそこまで秘密に?」私は眉をひそめた。「ここは王家の領内でしょう」

「この基地は極秘だ」タリクは淡々と言い切った。「一般の訓練生...

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