第184話昨夜誰かがやって来た

ブリオニー視点

玄関をくぐるなり、私たちは居間で繰り広げられている修羅場をすぐに見つけた。ヴィクトリアは三つ子にほとんど体ごと飛びつかんばかりで、当の三人は露骨に無礼にならないぎりぎりのところで、どうにか彼女を避けようとしていた。

マクスウェルは本棚のそばに立ち、急に群れの歴史に並々ならぬ興味を示していた。クリストファーは命でも懸かっているみたいに、顔にぴたりと携帯を張りつけている。では、ベンジャミンは? いつの間にかいちばん遠い窓辺まで移動し、その場の騒ぎに背を向けていた。

「どうしてみんな、あたしと話してくれないの?」ヴィクトリアの声には、耳障りな甘ったるさが混じっていて、聞...

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