第193話自分の愚かさと傲慢さ

ブライオニー視点

『何か進展は?』私は精神リンク越しに訊ねた。

『まだだ。外にドローンを出すのに時間が要る』サイラスが返す。精神の声に滲む怒りが痛いほど伝わってくる。

『何かやらせてくれ。気が狂いそうだ』マークが割り込んだ。

『マーク、パソコンはある? ここからじゃ何もできないの。ノアが檻の中の獣みたいにうろうろして、何があったのか教えてくれない』フレイヤが続ける。

『ノートがある。何をすればいい?』

『まず毛布で全部覆って。キーボードの音を拾われたくないの。それから、設置した監視映像のフィードを立ち上げて』

チームと連携を取りながらも、私はアルファのアダムに向けて声の調子を崩さ...

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