第20章:遅すぎる!

ブライオニー視点

ノアの目に宿る決意は、これまで一度も見たことがないものだった。あの眼差しの前では、彼が口にした言葉の一つひとつが本気だと疑う余地なんてない。あたたかな春の湯に浸かり、本当の友だちと笑い声に囲まれていると、もしかしたら本当に、何もかもが違っていけるのかもしれない――そう信じてみたくなった。ようやく、自分の居場所を見つけたのかもしれない。

「考えすぎるなよ」ノアは私の頭をやさしくぽんぽんと撫でた。「ただ楽しめ」

私はうなずき、ちょうどいい湯加減に身を任せた。温泉は本当に絶妙で、腰を下ろすとお湯は胸元まで満ちてくる。ドレスはふわりと水面に浮いたけれど、正直どうでもよかった。熱...

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