第24章:私たちは自分自身に集中しすぎていた

マクスウェル視点

「もし君が俺だったら、残る?」

朝霧の中を歩きながら、ブライオニーのその問いがいつまでも頭から離れなかった。彼女が俺たちの群れをどう見ているのか――家ではなく、逃げ出したい牢獄として見ているのかもしれないなんて、考えたこともなかった。

空がようやく白みはじめたころ、俺たちは父の執務室へまっすぐ向かった。眠ろうとしたって無駄だ、と結論が出ていた。

内側で狼が落ち着きなくうろつく。何年も誰かがブライオニーを痛めつけていたのに、俺たちはのんきに何も知らずに歩き回っていたのだ。守りたいという本能が、今すぐ動けと叫び続けていた。

「大丈夫か?」クリストファーが俺の腕を軽くつつ...

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