第29章:この素晴らしい食事を楽しみましょう

ブライオニー視点

「ただ、人目がないほうが落ち着くってだけ」私は小さくつぶやき、髪をすすぐことに意識を集中させた。「そもそも皆でシャワーっていうタイプじゃないの」

「まあ、それはそうね」レイラは言い、声音がふっと和らいだ。「でも、もう私たちから隠れなくていいのよ。信じて。つがいに会えば、同じ空間を分け合うのが当たり前みたいに感じるから」

「つがい?」私は慌てて振り向き、危うく足を滑らせるところだった。「なんで今、そういう言い方するの――複数形みたいに」

レイラは腹立たしいあのにやりとした笑みを一瞬だけ見せ、タオルを身体に巻きつけると、答えもしないで出ていった。いつものレイラだ。爆弾だけ...

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