第38章:今日、本当に選考試験に参加しているの?

ブライオニー視点

わたしのからかい半分の言葉が、宙に残った。三つ子は視線を交わし、いつもながらの不気味なまでの同調で、わたしへと歩み寄ってくる。前にマクスウェル、左にクリストファー、右にベンジャミン。彼らのそれぞれの匂いがわかるほど近いのに、最後の一寸だけはきっちり空けたままだった。

「本当に君にキスする時は……」マクスウェルの声がひとつ、低く落ちる。

「明かりのついた廊下なんかじゃない……」クリストファーが続けた。掠れた声が喉に絡む。

「それに、こんなふうに慌ただしくなんか、絶対にしない」ベンジャミンが締めくくった。わたしがこれまで聞いたことのないほど、温度のある声色で。

三人がわ...

ログインして続きを読む