第48話彼女が目覚めるまで私は行かない

ブライオニー視点

ベンジャミンの唇が私の唇に触れた衝撃で、私は現実へと引き戻された。反射的に身を引き、息を大きく吸い込む。肺に酸素が流れ込むにつれて視界が澄み、部屋の輪郭がゆっくりと焦点を結んでいった。途切れていた音も、少しずつ戻ってくる。

どこか近くで低いうなり声が腹の底から響いた。肌は熱に浮かされているみたいで、心臓が肋骨を叩くほど激しく脈打つ。ベンジャミンはまだ私の頬を包み込み、緑がかった金の瞳を恐怖で見開いていた。頬には涙の跡がくっきり残っている。私は彼の手首を掴んでいた力をほどき、そっと指先で濡れた跡をぬぐった。

彼の手が私の腰へ落ちたところで、私は自分が彼の膝の上に座っている...

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