第50話みんな出て行く

ブライオニー視点

自分でも何に突き動かされたのか、よくわからない。ただ、まばゆい陽射しの下でレイラと一緒に走る感覚は、まるで純粋な自由そのものだった。ほんの数瞬、私たちの上に垂れこめていた暗闇がすっと消えた。

私たちは芝生を全力で駆け抜け、男たちが追ってきているか肩越しに確かめた。彼らはきちんと距離を保って後ろをついてくる。追いつこうと思えば一瞬で追いつけるのに、私たちの時間をわざと残してくれているのがわかった。

「ちょ、待って!」レイラが息を切らしながら叫ぶ。「みんながあんたみたいなバカみたいな持久力あるわけじゃないんだから!」

「残念でした!」私は振り返って叫び、彼女の手を離してさ...

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