第55話愛してるよシスター

ブライオニー視点

「代わりにあたしが舞踏会へ行ってあげる」そう言って、あたしはレイラの手をぎゅっと握った。「あんたは、あたしの選択を本当に尊重してくれた唯一の人だもの。おとなしくしてるつもりだけど、誰かがあたしの癇に障ることをしたら、そのときは責めないで」

「だからあたし、あなたのこと大好きなのよ!」レイラは勢いよくあたしに抱きついた。「肝心なときには、いつだってそばにいてくれるんだから」

あたしたちは一緒に父の家へ向かったが、レイラは歩きながら何度も落ち着かなげに肩越しを振り返っていた。

「ほんとに一緒に中まで入らなくていいの?」屋敷の庭先に着くと、彼女はそう尋ねた。

「行って」...

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