第64章:私に完全に正直になってほしい

新たに割り当てられたセンチネル訓練センターでの居室は、簡素ながらも気配りが行き届いていた。灰色の壁にオークの縁取りが施され、意外なほど心が落ち着く空間になっている。シングルベッドには銀青色の寝具が整えられていて、私の狼の毛色と同じだった――そんな細部が、必要以上に胸に沁みた。隅には頑丈な机が置かれ、その上には訓練用のマニュアルがきちんと積まれている。

「浴室はほかの女性戦士と共用になる」タリクが説明した。「清掃は毎日オメガがやるが、自分の場所は自分で整えておけ。お前の後始末をするためにいるわけじゃない」

「了解」私はうなずき、頭の中で注意点をメモした。

ネイサンがベッドを指し示す。「座っ...

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